★10/17 昨日から泊まってるホテルは「パレスホテル」というところで フランス風のとても綺麗な外観でした。 「シナイア」という写真集にも載っていたので 有名なのかな・・・ 単に他にシナイアの有名な建物が無いだけなのか 謎だけど。 8:00出発。 この日の朝、ガイドさんが急遽交代。 昨日の金髪メガネ少女ガイドさんは あまりにも日本語がつたなくて仕事にならないということで 急遽交代することになり、大学で日本語を教えている 助教授の女性が授業をキャンセルして来てくれたという。 で、彼女を迎えにいった駅。 少女は最終日まで本来同行してくれる予定だったので 大きな鞄をもっていて、ブカレストに向かう電車をまっているであろう 一人で駅のベンチに座ってるのを見ると 胸が痛みました。多分彼女は泣いてた。 でも彼女と相談して交代することを決めた添乗員さん曰く、 「彼女もプロなんだし、こういう辛いことを乗り越えて成長していくんです。」と。 うーん・・・・プロって厳しい世界だ・・・。 同情とかなれ合いで仕事はできないという。 で、ガイドさん交代後 「ブラショフ」という街にある「黒の教会」へ 「黒の教会」というと なんだか怪しげなイメージがあるけど 1689年にハプスブルグ軍の攻撃で外壁が黒こげになったことから そう呼ばれるようになったそうな。 中にはルーマニア最大のパイプオルガンとか 凄く貴重なトルコ絨毯(タペストリー)があった・・・・けど ガイドさんの日本語が聞きづらくて 聞かずに教会の中を勝手にウロウロしてました・・・・。 ・・・・じつのところ 交代後のお姉さんも日本語がたどたどしくて説明が聞き取りにくくて・・・・ (敬語で話そうとして 考えて話をするので「間」がなんとも聞きづらいというか。) ルーマニアの人にとっては日本語はめっちゃ難しい言語なんやろなぁ・・・・としみじみ。 で、状況的にあまり変わらず・・・・ ガイドさんの説明はルーマニアではあまり頭に入りませんでした・・・・。 (でも最終日の別のガイドさんは恐ろしく日本語が出来る人でびっくらこきましたが・・・) で 次は「シギショアラ」へ いよいよドラキュラに近づいてまいりました。 「ドラキュラレストラン」で昼食ですよ。 ブラムストーカーの「ドラキュラ」のモデルになった ヴラド・ドラクルが生まれた家だそうです。 テーブルの上に燭台があったり、 食器にドラゴンの絵が印刷されてたりで ちょっと嬉しかったです。 トマトサラダ ナスのペーストをバター混ぜてなんかしたようなやつ ポークとトマト・・・ ブルガリアもそうだけど、肉類はことごとく脂身がなくて、パサパサしてた まぁツーリストメニューだからかもしれないけど。 デザートは「パパナッシュ」というドーナツみたいなやつ 懐かしいおいしい味! そんでもってもちろん赤ワインを飲みました。 その後街の散策 中世武器博物館(でも資料室みたいな規模だった。) 時計塔の近くにある牢獄跡。拷問の説明とか器具とか置いてました。 本物の足かせだ!構造どないなってんの!?と やたら熱心に写真撮りました。また描く気なのか。謎。 因みに時計塔は修復中で入れなかった 山上教会 山上(?)からみた景色 窓が目みたいで面白い 教会の前にある墓地 教会関係者のお墓で ドイツ系のお墓の形式・・・とか聞いたような。 その後はフリータイム。 色々怪しげなモノが売ってたけど 購買意欲が湧く品物はあまり無く・・・・。 でもとりあえずドラキュラのTシャツとか 置物とか買っておきました。 この広場では中世、魔女裁判とか公開処刑とかしてたそうな。 ハイネケンのビール売ってる場合じゃないよ。 ここの街は小さいので徒歩で充分回れるみたい。 (みたい・・・っていうのは実際自分が全部回ったのかわからないので。 ただガイドブックにはそう書いてあったので。) 時計塔は仕掛け時計があって、定刻に人形が動くそうで・・・・ それをみんな待ってたんだけど・・・・ 一体の人形が小太鼓を3,4回叩く仕草をするだけで 添乗員さん:「・・・・ハイっ!終わりました!さぁバスに戻りますよ~」 ええ~!?みたいな・・・・・。ショボすぎッ。 車窓から景色 夕食は「狩りの館」という名前のレストランへ。 狩りの格好したマネキンとか 剥製とかがいっぱい置いてあった。 猫(山猫?)のヒラキの剥製はちょっとやめて欲しかった・・・・。(泣) マッシュポテトのような・・・ 見た目はめちゃくちゃおいしそうなんだけど ひと味足りねーなぁ・・・という 割と他の料理でも付け合わせみたいな感じで良く出てきた。 調べたところどうやら「バルモシュ」というトウモロコシの粉を サワークリームとかバターとか卵とかと混ぜて蒸したものらしい。 何に一番似てるかといえば・・・・・・ 「明石焼き」かもしれない。 それとロールキャベツ ジャム入りパンケーキ その後はホテル。お風呂→就寝 #
by doggyhiroki
| 2008-05-02 18:53
| ブルガリア・ルーマニア
★10/16 8:00出発 十時前まで宿泊地周辺の「ヴェリコ・タルノボ」旧市街散策。 とりあえず写真をとったり お土産屋さんで木彫りの動物買ったり 昨日は着いたのが夕方だったのであんまり感じなかったんだけど 改めて街を散策してみて感じたことは・・・ この都市は第二次ブルガリア帝国の都だったそうで。 自分が奈良に住んでるからか なんかしら似たような・・・ 歴史にドッシリ腰を落としたような マッタリな空気を感じました。いいところです。 ここの丘全体が昔は宮殿が建っていたそうですがオスマン朝に侵略されて瓦礫と化した後 教会が建ったそうで。お城みたいに見えるけど大主教区教会・・・・だそうです。 (*昨日の写真んとこのこと。) とにかく・・・・ガイドさんの話をきくにしろ ブルガリアはトルコとの戦争抜きに歴史は語れない・・・みたいなノリで 露土戦争で助けてくれたロシアに感謝しつつ トルコを憎む・・・・みたいな。未だにガイドさんは感情豊かに昨日のことのように語っていた。 まぁ日本も色々あるけど・・・・・。 バルカン半島の国々は陸続きだから大変だったろうなーと思いました。 (この話はルーマニアのところでも色々思ったことがあるから また書こう。) で、その後「ルセ」というところでランチ。(食べただけ。観光はナシ。) ちょっと高い建物のレストランなので、窓の外にはドナウ川が見えます。 (・・・・地図を見て 「ドナウ川ってどこ??」とか暫く思ってたんですが 丁度ルーマニアとブルガリアの国境そのものがドナウ川なので 国境の線と川の線が重なっていたから気が付かなかったという・・・・。) マッシュルームのクリームスープ。 ムサカというラザニアみたいなのがメイン料理で・・・ ポテトと焼きプリンを足したような感じの微妙なブツでした。 デザートはイチゴとムース。 その後ドナウ川を越えていよいよルーマニアへ! 丁度橋の真ん中に「ルーマニア」という表示が。 川の真ん中が超国境だそうです。 で、入国手続きはガイドさんが全部滞りなくしてくれて・・・ そんな言うほど時間かかりませんでした。 とにかく写真厳禁だそうで カメラは絶対にしまっておくようにと 厳重注意されました。 国境越えてすぐに入った町、「ギュルギュウ」というところで ブルガリアのガイドさんに交代。金髪メガネのキュートな若い女の子。 さぁさぁルーマニアですよ! ・・・・だけど 町並みをバスの中から見ていて なんかちょっとテンション下がる。 なんともいえない社会主義の空気感が未だに残ってるからか・・・・ 無骨な事務的な・・・・何とも言えぬ威圧的な空気をビシビシ感じて ちょっと憂鬱になった。 でも・・・・歴史的にちょっと前までチャウセスクの独裁政権で えらいことになっていた・・・というのは一応知っていたので なるほどなぁとも納得しつつ・・・・・ ブカレストへ。 この写真は普通の街角っぽい。 国民が貧困で苦しんでいるというのに 故チャウセスク大統領が日本円にして約1500億円を投じて造らせたという 巨大な宮殿、「国民の館」へ。 ガイドブックの写真を見ると「巨大??」って感じだったけど 実際見ると・・・・でかい!!!!超でかい!!! 世界の官庁、宮殿の中ではペンタゴンの次にでかいらしい。 確か17階建てで3107室あるとか。 (最終日のガイドさん曰く、「実は地下にも鏡のように17階そっくりに造られている」・・・らしい。 共産党の秘密文書が保管されてる・・・らしい。・・・・・でもノリが都市伝説っぽい。) で、ここは写真とるのにお金かかる。(30レフ=1200円 結構高い) 入館するときにセキュリティチェックも受ける。 ほとんどの人がひっかかる。謎。 でも 他に客が殆ど居なかったので良かった・・・。 さー中ですよ 一応館のガイドさんが説明してくれて、ツアーガイドさんが訳してくれるんだけど 私は写真とってばっかでした・・・・・。(てかガイドさんの日本語が あまりにも聞き取りにくくて聞いてませんでした・・・。) 円形劇場 宮殿っていうのは基本的に廊下が存在しないらしく 廊下も部屋みたいになってるみたい。 部屋の細部 因みに 下段の写真の部屋はアダムん家の本宅の部屋に使った。 階段 国民のことを考えず己の野望の為に贅を尽くした・・・・ということを考えるとナンですが、 それにしても凄い・・・・!!!この贅沢っぷりは 日本では有り得ない豪華さ・・・・!! 天井も高い・・・・!! もっと成金趣味かと思ったけど、そんなことはなく・・・・・ とても美しい内装でした。日本人が想像する宮殿そのもの。 ここが演説とかするメインの部屋・・・だったはず。 ブカレストの町が一望できます 某マイケル兄さんは ここから「ブダペストのみなさん!」とあいさつして ヒンシュクをかいましたと ガイドのお姉さんが言っていた・・・。 (*「ブダペスト」はハンガリーの首都) それはさておき・・・・ 階段を上がったところで ツアーの人たちがワイワイと騒いでいるので何かあるのかと寄っていったら 一人のおじさんと写真をとっていた。 誰この人?と思っていたら・・・・・。 イエリスク元大統領! 凄い!歴史の人がいる!! イエリスクさんは チャウセスクの後に国民投票で大統領になった人だそうで でも 色々陰謀説が囁かれたとかで 勉強不足の私はこの人がいい人なのか 悪い人なのかよくわからないけど・・・・・。 今も上院議員(「国民の館」は今は各政党のオフィスとか国際会議とか コンサートとかに使われてるそうな。) らしいので・・・・・そんな悪くないんじゃないかなーと思ってるんだけど。どうなんだろう。 そんでもって、友達と一緒に3ショットの記念写真を撮って貰いました。 うーん・・・・・しかし 歴史的には負のイメージだけど 2007年からルーマニアはEUに加盟するそうだし、 何百年か経って平穏な国になって、本当に「国民の館」となって 国民の財産になればいいのになぁと思ったりしました。 その後、シナイアのホテルへ。 120㎞の道のりで、渋滞もありーので なかなか着かない。 来年のEU加盟に向けて道路の整備をしてるらしく、 ところどころでしょっちゅう工事してた。 しかもツルハシでガッツンガッツン。 あと所々にジプシーの家というか小屋とかがあったり・・・・ 貧富の差が激しいなー・・・・と思った。 町の中心地からちょっとはずれると もの凄い不便そうな地域に見えます。 日本の昔の田舎みたい。 地面は土がむき出しで、電柱の街頭は裸電球で お店が小さい商店みたいなのだけちょっとあって・・・・ フツーに牛とかいて フツーに馬車とか乗ってて。 でもそこで住んでる人は快適なのかな・・・・。 日本が便利すぎておかしいのかな・・・・。 途中美しい夕焼け。 *他の写真はバスの中が明るく、周りが暗すぎて 全然撮れませんでした で、着いたのが9時頃。 お腹もぺこぺこ。 夕食 ミネストローネみたいなスープ+サラダ 魚のフライ。つけあわせはジャガイモ デザートはチョコケーキ。 この日ツアーの人の中に誕生日の人がいて お祝いにシャンパンを全員で乾杯。 へー ツアーってこんなこともするんだなぁと関心しつつ お風呂入って就寝。 #
by doggyhiroki
| 2008-02-27 01:13
| ブルガリア・ルーマニア
★10/15 8:00ホテル出発、10時頃トイレ休憩 その後「プロヴィデフ」へ。 旧市街の町並み探索。 坂が多くて イメージ的には神戸っぽい。(もっと素朴だけど。) お金持ちの家が多いらしく(薔薇やら何やらで儲けたとか言ってたような・・・) 人様のお屋敷を見せていただくといった感じ。 ローマ時代の遺跡もあって 円形劇場とかは形が残っていたので見学しても ほう・・・という感じではあったのだけど 他のは廃墟というか石くれというか。石くずというか。まぁそんな感じです。 丁度新婚さんがいてはったのでみんな写真をとらしてもらってました。 なんだか朝からいい気分になりました。 ここでは買い物タイムが皆無だったのですが すかさずヒゲ美人のポストカードゲット!★ お昼ご飯 前菜が冷たいヨーグルトスープ(タラトル) 中にキュウリの千切りが入ってます。ヨーグルトは酸っぱいです。 私はおいしいと思ったんですが 周りの人はイマイチそうでした・・・。 あとは魚のフライと温野菜。量多すぎ・・・。 デザートはアイスクリーム。 昼食後、「カザンラクへ」。トラキア人のお墓のレプリカを見学。 本物は これの横にあるんですけど 建物全体をレンガで囲っていて全然外からは見えませんでした・・・。 レプリカはスゴイ色が綺麗に残ってた・・・・・のを忠実に再現してて (雨だれの汚れとかまで!) びっくらこきました。すげぇなぁ。日本の某古墳も見習っていただきたい。 その後 バラの谷にあるバラ博物館へ。 んー・・・・小さっ!博物館・・・・・?資料館?? 市営の民俗博物館のノリでした。ミスバラとかの美人のねーちゃんの写真が一杯あった・・・。 まぁ・・・・バラの時期じゃないし 仕方ないけど 「バラの谷」っていうか 谷ちゃいますやん 思いっきり平地ですやん。 まぁ・・・普通の町でした・・・・・・・。 ああ、そうそう ここの犬がえらい人なつっこくて可愛かった!! 私が犬を愛でている間 友達は博物館の庭に咲いていた薔薇を撮ってました バラ祭りのシーズンは盛り上がるらしいんだけど ガイドさんの話では4時だか5時だかに起きて、「花摘み」から参加するらしく えらいしんどいイベントだそうな。 (「バラ祭りんときは正直ガイドしたくねぇ~」みたいな顔してた。) で、その後「シプカ峠」へ。 水牛のヨーグルトを食べました・・・・・。が 寒っ!!!!! なんでこんな寒いとこで冷たいヨーグルトを食べさせるんだ ガイドさんヨゥ・・・。 まぁ・・・ヨーグルトはおいしかったです 最初、「水牛!?臭そう!」とか思ってたんですが・・・・ 食べたらモッツァレラチーズによく似てました。 で、あとで思えばモッツァレラってそもそも水牛のチーズだったんよな。 これはお店の壁に描いてあった水牛の絵。 途中なのか 削ったのか 修正しているのか どっちにしろ放置ぎみ。 その後 「ヴェリコタルノヴォ」へ。 途中「漫画美術館」みたいなとこがある・・・みたいな説明をされたけど 寄りはしませんでした。外観がかなり立派で・・・・なんか気になりました。 んでもって、目的地到着。 ここは ブルガリア力士、琴欧州(こんな字だっけ?)の故郷だそうですよ。 「ツァラベツの丘」とか遠景の旧市街の写真とかをとったり。 夕暮れだったのでとっても綺麗でした。 夕食 前菜に野菜サラダ メインが壺焼き・・・・ (ギョヴェチェ。初日にも食べたけど。) 壺の中に肉やら野菜やら入れて煮込んだヤツ。 うん おいしい。 パンとかつけて食べたらおいしいし 多分パスタを入れてもおいしいと思う。 (ブルガリアでは豚をよう食べるらしい。 なので 豚肉が入ってることが多いっぽい。 鳥もあるけど 牛が少ない感じだったような。) デザート。 ところで、これは道中 車窓から撮った写真。 野菜の売買をしてる風景は何度か見ましたが 量がすごい・・・。 ガイドさんの話では それぞれの家が必ず地下室をもっていて 野菜を加工して一年分の備蓄をしてるんだとか。 冬寒い国の習慣でしょうか。 もう明日はルーマニアに入るので ブルガリアのおみやげを買うラストチャンスかも!ということで 色々買いました。(一応翌日も買い物タイムはあったんですが) 今回の旅行で イコンを買おう!と思っておったので 色々物色してたんだけど・・・ いい感じのヒゲ美人(イエス・キリスト)があんまりおらず・・・・ でかいのも持ち運びするのに困るなあ、どーすっかなぁと思っていたら 土産屋さんのねーちゃんが、女性をつれてきたので 何かと思ったらば 「私の母です。母がこのイコンを全部描いてます」とか言われてしまい (イコンは公式の複製許可がいるみたいで 公認の絵師さんだとか言ってたはず) ああ・・・・じゃあ 折角だし買おうか?みたいな流れで・・・・・ ちっさいのを一つ買いました。 でも今思えば買っておいて良かったです。はい。 結構かわいい顔のヒゲ美人です。 あと、お土産屋さんがおすすめしてくれた ブルガリア音楽のCDを二枚買ったんだけど・・・・・ なんかインドっぽくて意外。 まー・・・トルコとかの影響受けて中東っぽい感じになってるのかな・・・・ (よくわからんけど 素人意見。) 緩急がなくて聞いてると眠くなるので封印してます。はい。 #
by doggyhiroki
| 2008-02-20 00:42
| ブルガリア・ルーマニア
★10/13 関空 7:47着 10:15発 フランクフルト 15:15着 19:55発 (時差7時間) ソフィア(ブルガリアの首都) 23:00着 (時差1時間) ホテルに着いたのが24時 ・・・・ そんなわけで時差もありーので ほぼ丸一日かかって目的地に到着。 遠いわ・・・・・・。 ★10/14 いつも時差7時間ぐらいの生活をしてるので むしろ調子良い感じで6:30起きで8:00出発。 バスに乗って移動。 ブルガリアのガイドはパワフルなオバサンで・・・ 日本語歴35年の超ベテランガイドさんだそうで 喋る喋る。 自国のことをちゃんと知って欲しいであろう、教育制度とか歴史とか宗教とか 道中沢山沢山話してくれた。ので・・・まぁそのことも後々書くかも・・・。 とりあえず 「コチェリノボ」という町へ。 そのへんのオバちゃんズ。 なんてことない小さい町なんだけど 何がどうって 煙突にコウノトリが巣を作るらしく・・・・。 それが観光名所(?)になってるらしい。 ガイドさんの話では 別にここだけの特徴でもないらしい。 日本でいうツバメみたいなもんかね。(幸せになれるだとかそういうのも同じ感じで) 煙突に巣作って、暖炉使うときどうすんだ?とか言ってたら 冬は暖かい国に行ってるので 煙突を使うのに支障はないそうです。 そして ツタなので通気性はアリ、煤のおかげでダニよけにもなり コウノトリ的にも一石二鳥だそう。 あと、この町で初馬車目撃。車と同じように普通に動いてました。 で、またバスに乗り ガイドさんの説教(もはや説教と化してきた)を聞きながら 世界遺産、「リラの僧院」へ。リラ山ってとこにある僧院なので リラの僧院。 歴史的には10世紀にさかのぼるらしい・・・・今の形になったのは14世紀だとか。 ですが、現存してる建物は新しめです。 19世紀に火事にあって殆ど焼けてしまって、修復したものの 14世紀の姿のままで残ってるのは塔だけだそうな。 中央に教会があって その周りに4階建ての外陣がありまして 房になってます。今は一般旅行者でも泊まれるみたいです。 外観を「ほけ~」と眺めつつ、併設されてる歴史博物館へ。 教会のお宝とか色々展示してあります。(*撮影禁止だったので写真が無いです) 中でも私は「移動教会」っていうのが面白かったです。 雪深い 教会のない小さい村に 神父さんが出向いてミサをする為の「グッズ」が入ってる箱だそうで 大きさ的にはA4~B4ぐらい、厚さ10センチぐらいでそんなに大きくなく 中にはイコンと十字架(と骨の時も)が入ってました。 神父さんは その箱と香炉(香炉も色々展示してあった)を持って 村に出向いてたそうな。 箱も香炉も銀で出来てて本当、宝箱みたい。 きっと 農村とかで 素朴で真面目な生活をしてる人たちの 沢山の信仰を受けてきたんだろうなと思うと感慨深かったです。 あと・・・・「ラファエロの十字架」っていう 高さ50センチぐらいの木製の十字架が展示されてあったんですが なんでも140の聖書の場面、1500人の人間を彫刻してるっていう・・・・・ 12年かかったらしく、最後は視力が失われたとか・・・・・ ガイドさん曰く、「だから台座は手抜きでしょ?」 いやいやいや・・・・・まぁ・・・・・。 写真とれなかったんでナンですが・・・・まぁノリは「米粒に七福神」とかそんな感じで おお~・・・・・ようやるわ・・・・っていう感じでした。 あと ここって貴重そうな古い本をケースに入れて展示してあるのは良いんですが セロテープで開いてるところを止めてあったりして これは一体・・・・!と思いました。 破れてるし。変色してるし。ありえない・・・・。 その後は昼食。ブルガリアは(ルーマニアも)とりあえず野菜が豊富で 前菜が常に野菜サラダなんだけど もうそれだけでお腹一杯になります。 トマトとキュウリとキャベツが多くて。オリーブの実と山羊のチーズがモサっと乗ってます。 あと、豚肉と野菜の煮込み、「ギョヴェチェ」とかいうらしいけど・・・・・ ブルガリア語はめちゃくちゃややこしそうです。文字もキリル文字でさっぱり。発音もさっぱり。 それはさておき、デザートはクルミのジャムと蜂蜜のクレープでした。 うん 普通においしかったです。 その後ヴィトシャ山の「ボヤナ教会」へ。 教会へ行く道は森っぽい。ヨーロッパっぽい木々が良いー。 とても小さな教会だけど 内部のフレスコ画が世界的に有名らしいです。 13世紀と19世紀の二度増築して重ねてあるので奥と手前の画風が違ってました。 なるほど 色がとても綺麗で 他のフレスコ画に比べて表情が軟らかい感じ。 修復が終わってる部分なのに 一部 マリア像の目の部分が欠損してたんですが・・・・ それは信者が薬にするため削り取って持ち帰ったからだとか。 ほほう・・・・なるほど。そういう文化の話を聞くのは面白いです。 13世紀の部分はイッツ★ナウ修復中で おじさん達がペタペタ色塗ってました。 この教会、外から見たら二階があるんですが 中は王家のプライベート礼拝室になってて誰も入ったことがないそうです。 おお・・・ミステリアス・・・・・・。 きっとそこにもフレスコ画があったりするんだろうなぁ・・・・・。 あと、入り口に銃弾の跡が残ってて、過去トルコと戦争した傷跡が生々しく残ってました。 その後はソフィアの中心街へ。 中心街といえども、ローマ時代の遺跡とか古い教会とかがポツポツ残されていて それを見るという・・・・。 まぁでもそんな面白くないです。正直。 ぱっと見 煉瓦とコンクリートに見えるんだもの。 地下教会は中に入れたから良かったけど・・・・。 地下教会は 屋根だけ地表に突き出してる半地下式の教会で 建てられたのはオスマン朝支配下の14世紀、イスラムの全盛下で こういう形を取らざるを得なかった・・・・・のだそうです。切ない。 外観は窓がなくて素朴な感じ。 ガイドさん、やたら「お金持ち」「裕福」にこだわった話をする人で・・・・ ブルガリアの人たちはほとんど持ち家でどうのこうのとか・・・・・ その流れで シェラトンホテルに連れてかれて「ブルガリアの裕福っぷりを さぁごらん!」 みたいなこと言われました。 そんな別にアピールせんでも~と思ってたら ホテルを抜けた中庭にも古い教会が。 なんだ そこに連れて行きたかったのか・・・・・ どうせならそこの説明しておくれよ。なにも覚えてないよ・・・・。 その中庭を抜けると周りはごつい建物が建ち並んでました。 旧共産党本部とか かなり中心地っぽい。通りもでかい。 そのあと・・・・外観だけ「聖ニコライ・ロシア教会」を見て 「アレクサンダルネフスキー寺院」へ・・・・・・・・ 行く途中、ロックの音が聞こえる・・・・・ でかいよ これ生音?とか思ってたら なんと 寺院の正門のまんまえでライブしてた!!!! しかも教会の中ではミサやっとった!!! ズンドコズンドコとドラムの音が響いてるのに・・・・・!!!!! ここの寺院はブルガリアの独立のきっかけになった 露土戦争でのロシアの戦死者20万人を慰霊する為に造られたそうで。 5000人収容、バルカン半島最大にしてもっとも美しい寺院だそうな。 で、行った日 特別なミサの日だったらしく、東方正教会の一番エライ人がミサしてました。 で、異教の旅人の私達にも香炉の煙をかけてくれて、お辞儀をしてくれました。 香炉の煙ってこんな香りなんだ・・・・と、なんだか感動しました ガイドさんいわく「あなた達はラッキーです!」だそうで。 でも・・・・・そんな大事なミサしてるのに外でライブ・・・・・。 なんて寛大なんだ ブルガリア正教。 その後、夕食 なんだか味が無い野菜スープ キョフテ:トルコ風肉団子 ミルククリームパイ。おっきい! ホテル、就寝。 や・・・・・この日はえらく盛り沢山でした 今 こう書いて「え!?一日でこれ行ったっけ??」と我ながらビックリです・・・・。 #
by doggyhiroki
| 2008-02-14 04:52
| ブルガリア・ルーマニア
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